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2013年8月15日 (木曜日)

舞台「ドレッサー」 7月17日 26日の公演の感想~ ネタバレ

 洋ちゃんの舞台「ドレッサー」を 7月17日18時30分開演の部と26日の18時30分開演の部もみることができました。

 いずれも、下手ではありましたが最前列で~

 洋ちゃんの表情が手に取るように見える、まさに「神席」になるはずでした・・・・・・

 洋ちゃんの素晴らしい演技を、その表情をひたすら追って、堪能しようと思っての鑑賞できると 意気込んでいったにもかかわらず、17日の公演は 残念ながら 果たすことができませんでした。

 17日の洋ちゃんは 疲れが出てきているのか、表情が淡泊であり 「ノーマン」の想いがそこからは 伝わってこなかったのです。そんな洋ちゃんを乗り越えて、脇役にキャスティングされている方々のパワーが半端なく感じ、どうしても 目がそちらに奪われてしまいました。とくに女優陣。前に前に演技のパワーが押しよせて凄かった~ 座長夫人の秋山奈津子さん、ベテラン舞台監督の銀粉蝶さん、そして新人女優の平岩紙さん・・・・・ 前回前々回で 洋ちゃんの演ずるノーマンの独壇場かと思った「ドレッサー」は、17日の公演を観る限り別なもの。その日のノーマンは 主役の座長と彼をとりまく女性たちとの物語の狂言まわしにすら思えました。

 長台詞を巧みにこなし、長い手足をしなやかに動かす舞台映えがしている演技は健在ではありましたが、映画やテレビの画像で見慣れた豊かな表情の変化はそこにはありませんでした。

 千秋楽を3日後に控えた、26日も同じ席で再度鑑賞。

 期待どおり それ以上の豊かな表情を取り戻した洋ちゃんの「ノーマン」をみることができたのです。良かった~ ホットしました。嬉しかったです。

 切なくなる優しいまなざしの「ノーマン」。狂気に近い感情を押さえきれずにぶちまけてしまう「ノーマン」。他の方の素晴らしい演技に呑まれるのではなく、渡り合い 調和し、感動の舞台を生み出していました。やっぱり洋ちゃんは素晴らしい舞台役者さんです。

 私は 舞台は感情移入をして観ます。今回のノーマン像は 会社につくし振りまわされる「サラリーマン」の姿にちかいものに感じました。ラストの座長への「ノーマン」の叫びといえるメッセージは、「サラリーマン」なら誰でも共感できるものなんじゃなないかな。

 今回の洋ちゃんのノーマンは 「オカマ」とか「道化」という面を強調したものではなく、橋爪さんの座長も「我儘な」「独裁者」というイメージではない設定は、現在の私たちも十分共感できる要素は強かったように思えます。今回の舞台「ドレッサー」の「ノーマン」は 上品な物腰でありながらしたたかでスマートな あのフライヤーのイメージ通りの「ドレッサー」でした。 

 ホント 多くの役がそうであるように 「ノーマン」という役も 誰が演じるかで、演出の方向性が 大方が決まってしまう重要なポイントのようです。今回の三谷幸喜の「ドレッサー」は大泉洋という「タレント」のキャスティングがポイントだったのでしょう。

  個人的に、 TEAM NACSの他のメンバーの「ノーマン」をみてみたいと思ってます。特に顕ちゃん、安田顕の「ノーマン」が観たい。 今回の洋ちゃんの舞台、TEAM NACSでは顕ちゃんだけが観てなかったようです。是非、洋ちゃんの素晴らしい舞台をみて刺激を受けて欲しいと思っていましたが、顕ちゃんは 観なくて良かったのかも、と 思っています。それは、先入観なしに 顕ちゃんに 「ノーマン」をやってみて欲しいと思っているから。洋ちゃんのノーマンとは全く違うティストがあると思うんですね。

 座長も 他のメンバーで。今の年齢はむずかしいかもしれないけど、あと 10年たてば「座長役」も似合う役者さんに 皆なっていると思うんだけど~

 特に洋ちゃんあたり・・・ できるんじゃないかな・・・ 洋ちゃん リア王できそうだもん。

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