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2013年6月19日 (水曜日)

「LOVE LETTERS ラヴ・レターズ」をみてきました~

 PARCO THEATER 40TH ANNIVIERSARY SPECIAL 「LOVE LETTERS ラヴ・レターズ」 2013年6月14日(金曜日)午後7時開演。

作 A.R.ガーニー、訳・演出 青井陽治 さん。出演は戸次重幸さんと伊藤裕子さんです。

劇場はパルコで 席はなんと Y列22~。

 エレベーターを降りると ロビーの壁面に、これまで出演したカップルの写真が広がっていてびっくり。22年間、述べ400組の、個性も年齢も違うカップルが同じ台本を読み続けてきた歴史がそこにありました。

 過去の写真の中に、ネクタイにスーツ姿の顕ちゃんや蝶ネクタイの琢ちゃん、黒っぽいスーツの鈴井さん、もう一つはベージュのジャケット姿の同じく鈴井さんがいました。
 
 そんな歴史ある朗読劇「LOVE LETTERS ラヴ・レターズ」に我らのシゲちゃん、戸次重幸さんが登場しました 。

 当然、チケット争奪戦はすごいだろ~と思ったら、ほんとに凄かった。私がかけた電話は8分後につながったけれど、何故かシゲちゃんの回だけ完売。

 その夜、お友だちからの「チケットがあります」、のメールに救われました。本当に ありがとうございました。感謝 感謝で 一人で歓声をあげていました。涙が出ちゃいました。

 これは ほんの序章・・・ 当日はもっと感激して 泣くことになりました。

          以下 完全にネタバレしています。

              heart

              heart

              heart

     本当に ネタバレしてますよ~。

 

 シゲちゃんは ソフトパーマのくるくる巻き毛ヘア。ベストだけのスタイルで 前半の部の少年期にぴったりの雰囲気。古いけど、萩尾望都の「ポーの一族」のエドガーを思い出しました。

(そう、洋ちゃんに夢中になったのも エドガーのようなくるくる巻き毛だったからなんだよね。)アメリカの上流社会の真面目なお坊ちゃまの設定のアンディ―にぴったりのスタイルでした。可愛いなあ。

 後半はこれに上着を羽織ります。巻き毛も気のせいか ふわふわ感が無くなっていたからムースをつけたんじゃないかなあ。上着ひとつで エリートっぽくなっちゃうシゲちゃんはさすがですな。

 対する伊藤さんのメリッサの前半は 白のプリーツスカートに白のニットのカーディガン。スニカーが印象的でした。後半はハイヒールに ニットのカーデガンの前が開かれ 黒のタンクトップが見えていした。耳には大きな輪のイヤリング。

 二人の印象は、とてもおしゃれで可愛いと表現が当てはまるんじゃなかな。イラスト風な、バックに花が来ちゃうような印象です。シゲちゃんも伊藤さんも もうすぐ40になるなんて 信じられない。伊藤さんなんてママだもんね。

 その雰囲気は 朗読が始ってもキープされることになります。日頃、舞台の演技は大きいシゲちゃんだから、きっと テクニックを駆使した台詞回しになるかとおもいきや、淡々とした口調で始まり、ちょっとびっくり。アンディは元々が生真面目な少年という設定だとは思うけれど、ここまで抑えるんだって思いました。もう前半はとにかく、ひたすら生真面目。一途でおかしかったです。時々、噛んで言い直したりしていたけれど、それでも 不器用なアンディ―の少年時代にあいまって許せる範囲だったと思います。

 メリッサを演じる伊藤裕子さんは 可愛らしいお金持ちの上流家庭のお嬢さんそのものだったと思います。 感情の起伏の激しい、心の赴くままに生きようとしているらしいメリッサは、女優さんによって 大きく印象が変わるだろうな、って思いました。伊藤メリッサは、最後までその育ちの良さを感じるものでした。過去には、名だたる女優がこの役にチャレンジしているから、「メリッサという女の一生」を もっともドロドロと表現した方もいたんじゃないかな。たぶん、その方が評価は高かったんじゃないかなとは思いますが、個人的には 伊藤メリッサは共感できて感情移入しやすかったので、好きです。

 今回の前半の部のアンディ―の設定は、洋ちゃんにあうのでは などと 他の子残念の方に怒られそうな考えがはしりました。でも 後半の部がはじまってしばらくすると、二人が結ばれたころから シゲちゃんの口調にクールさが宿り、以後 関係を清算しようとし始めたころの「冷たい演技」は光るものがありました。これは 洋ちゃんのキャラにはない シゲちゃんならではと思います。

 後半の部が始まっても、2人とも意外なくらい声質を変えてはいませんでした。座ったままの舞台で、50年近くにわたってやりとりした手紙を読むという形だから、年月の経過を表すには声色を変えるのが有効だと思うし、シゲちゃんは使い分けは上手にもかかわらずやららないんだなあ・・・です。話す速度は変わってましたが・・・ 。他の方々もなんでしょうか。

 幼なじみの恋人同士だったアンディとメリッサは、長い頃の手紙のやり取りがあだになり 結ばれることがないまま大人になっていきます。やがて軍隊に入ったアンディが日本駐在時に日本女性と恋愛をして結婚寸前まで行ったことから メリッサが切れ、結局、メリッサが先にアンディではない男性と結婚。一方のアンディは結局一人で米国に戻ってきてそれから結婚し、3人の子供に恵まれ、上院議員に~。

 ヨーロッパ映画の大河メロドラマのティストで話は進んでいきます。

 アートの道に進んだものの行き詰まり精神的に破たんしていくメリッサ。二人は再会し、数十年の時を経て不倫関係に。しかし 上院議員選挙が迫っており、スキャンダルとなったことを恐れたアンディーは 一方的に メリッサに別れを告げるのであります。私は、このあたりのシゲちゃんの冷たい台詞回しに、辛くなって泣いちゃいました。メリッサに感情移入してしまったのであります。

 メリッサは 自殺。(かな? 病死かな?)最後のメリッサの死を悼む手紙を メリッサの母に宛てて書いたアンディー。
 ここで 戸次アンディ―は 涙で台詞をとぎらせ 振り絞るように読み上げるのです。

 私は、ここで 書斎で1人 肩を震わせて泣いているアンディ―の背中を、扉の外で見つめている妻ジェインが見えました。大きな語り口ではなく、あくまでも自然に流れるようなシゲちゃんと伊藤さんの朗読は、私の感情移入を大いに許してくれるものでした。

 私は、この時は メリッサではなく、何故か 妻ジェインの気分で シゲちゃんの涙を見つめていました。メリッサがひたすら羨ましく、嫉妬に身をゆだねちゃっている自分にびっくり。会場ですすり泣きがおき、アンディ―にもらい泣きしているのに・・・であります。シゲちゃんは いったい誰を思って泣いていたのでしょうか。私にはわからないシゲちゃんの想いの先に 嫉妬していました。

 「ラブ・レターズ」という作品にはまりそう。別なく組み合わせでも、この作品を観たいです。次回は 2~3ステージ観ようと思ってます。

 この二人の組み合わせが初めてで良かったと思うのであります。シゲちゃんと伊藤さんのカップルはとても「ピュアな透明感のあるカップル」だったから。

 NACSだと洋ちゃんとリーダーがまだだから、二人のも是非!! 先にも書いたけど、洋ちゃんのアンディ―はシゲちゃん以上にはまり役だとは思います。ただ、いろいろな挫折を経験し、愛情深い森崎リーダーのアンディ―の方が、今の時点なら 味わいがあるのかなとも思いました。聞いてみたいです。

 また、もう一度チャレンジしてみたいと、シゲちゃんも伊藤さんも 自分のブログで言っております。年月を刻んだ二人の再演を希望します。きっと 別な「色」を見せてくれると思うのですよ。

 カーテンコールでは、挨拶の後、ふざけて伊藤さんに向かって両手を広げてみせたものの、すぐに引いて握手の手を差し出したシゲちゃん。そんなシゲちゃんに伊藤さんは ハグ。外国だったらキスだよね。ハグした時に伊藤さんの片足が上がり ロングのプリーツスカートが翻り、素敵でした。ハグされたシゲちゃんはびっくり、恐縮しまくりで可愛かったです。会場から笑いがおきました。シゲちゃんはその後伊藤さんに腕をさしだしたというか、腕を取られて退場・・・。拍手で、もう一度呼び戻されたときは、明らかに伊藤さんにエスコートされて、シゲちゃんはでてきて、笑いました。

 やっぱり シゲちゃんは素敵です。

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