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2013年3月16日 (土曜日)

舞台「こどもの一生」の感想です

 PARCO劇場で上演された「こどもの一生」が、NHKのBSで放送されました。

 東京公演を 初日、中日、東京楽日と観ていたのですが、表情がアップされている今回の放映は 新たな発見がありました。

 一見、まともで舞台の狂言回し的な役割かと思っていた、シゲちゃん演ずる「院長」は 内に秘めた狂気を感じるんです。

 シゲちゃんは その難しい役どころをしっかりと演じていました。

 よく本人が取材等で 「今まで演じたことが無いキャラクタ」って言っていたけど、これはかなり難度が高かったと思います。

 今回の彼の瞬きをせずに薄ら笑いを浮かべた演技は、確かに 今までにないもの。NACS本公演の「COMPOSER」でみせてくれた内なる狂気を秘めたシューベルトに通じるものがあるとはいえ、過去のともすれば「大きすぎる」と言われる演技は封印し、抑制されコントロールされたものでした。年齢的には芸風が固まりやすい時期に入っているけれど、シゲちゃんは 向上心と柔軟性に満ちた性格ゆえに、今もなお進化しているんだなって思いました。

 その一方で 残念だったのは 今回の公演、シゲちゃんは台詞を噛む事がが多々あったこと。今回の役柄は「説明台詞」が多かったです。長く、間違える事が出来ない内容が多い「説明台詞」。他の方たち以上に負担が大きかったとは思います。実際、他の舞台のDVDの副音声で「説明台詞が多い場面は嫌い」と言っていたから得意ではないみたい。

 ただ、嚙まないでスムーズに流れていた舞台中継の演技と全体のテンポが、実際嚙んでしまった舞台のものよりも数段上だったことを思うと、「嚙んだこと」で辛めな評価受けるのはしかたがなかったと思うのです・・・そのことで、共演した吉田さんから指摘されていたようですし、本人もかなり悔しかったと思います。

 今回の舞台の初日を観たときにも書いたんですが、本人はともかく、周囲がシゲちゃんの方向としてもって行こうとしているのは MC的な要素が強いキャラクターなんじゃないかと思うんですよ。だから、今後 ますます「説明台詞」からは逃げれないんじゃないかな。

 大ファンだから「シゲちゃんの残念」は好きだけど、演技上で 役者戸次重幸が悔やむようなことを「良し」とはしたくないんだよね。少なくても舞台の上の彼の魅力は「残念」じゃないところにあるから。

  同じPARCO劇場で上演されるシゲちゃんの「趣味の部屋」の公演の初日が近づいてきました。彼のブログでも「精神的に疲れる」ということが書かれています。次回作も、彼にとって新たな挑戦のようです。

 東京公演と札幌の千秋楽のチケットを抑えることができました。

 会心の笑みを浮かべるシゲちゃんに 札幌の大千秋楽のカーテンコールで会えること期待します。

 

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